スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

近くと遠くを

 18日に、地元のホールで行なわせた野の花診療所10周年記念「近くと遠くを語り合う」に行ってきました。
 野の花診療所は、「死の中の笑み」など多数の本を著された徳永進先生が院長を勤められている、ホスピスも兼ねた医院です。

 夜より降雪。無事飛行機等着くかなあと心配していたのですが、何事もなく開幕されました。

 遠路はるばる訪れてくださった詩人の谷川俊太郎さんと、糸井重里さんがお二人で語りあう内容です。

 私は「クレーの天使」など谷川俊太郎さんの詩が大好きで、ミーハー的に飛びついてしまいました。
 昨年以来後悔していることもありました。
野の花診療所主催の研究大会に一般参加も可能ということで迷っていたら、一青窈さんがサプライズゲストとして登場され、小林武史さんのピアノと共に歌われたのですよね。通りすがりに、スピーカーから「うんと幸せ」が流れてきたのです。もう、観客席で聴きたかった!
 そんなこともあり、今回は是非見に行こうと心に決めていたのです。
 
 谷川さん&糸井さんは、コレクションのこと、震災直後のことなど話題は四方八方に飛び、時に創作の推敲など専門的な内容もあったのですが、ふんわりと二人の空間に包まれるような感覚がしました。
 会場はほぼ埋まっていたのですが、全員がそのやわらかい空間に包まれているような気さえしました。一時間半近く、休憩もいれずにただただ話す!という前代未聞の?公演だったのですが、あっという間でしたね。
 良い声の人同士が語り手と聞き手としてかみ合って、ゆったりと会話している様子って、見ていて心地よくなるリズムを生み出すのですね。

 途中舞台脇から司会の徳永先生&音楽の谷川賢作さんがいなくなられて、糸井さんたちが「どこ!?」と驚かれてたりしました。
 徳永先生は谷川さんのピアノで踊って登場でしたし。お茶目な方多かったです。
 

 メモも取らずうろおぼえなのですが、お二人の会話から。

 谷川さん:
 「言葉の力をあまり信用していない」「ぼくと詩は見合結婚」「推敲はパソコンを使って1カ月」(感覚的な、語り掛ける文体の詩ですのに、そんなに長い間手を入れられるのですね)「ハンズで買った木のチップに「スキ」と書いたお守り」

 糸井さん:
 (帝王切開で生まれた谷川俊太郎さんに対して)「産道は世間★」
「(推敲の時は)読み手が書いているのではないかと思う」「悲鳴は言葉の中で一番劣悪」「パソコンは受身になってしまう」「さまになるまでにやめてしまう」
「昔からあきらめていないことは、年老いてまだらボケになっても残っている」


 谷川俊太郎さんは、3日前の15日に80歳のお誕生日を迎えられました。糸井さんは「もうなってると思っていた」と驚かれていました。この世代の人、やたらエネルギーが満ちている感じが。会場では80本の薔薇の花束を贈られていました。

 谷川俊太郎さんは、時々言葉遣いに文語が入り、糸井さんの話を聞いてなかったりして^^;
 でも子供の魂の瑞々しさを保ったままで今そこにおられる感じで。むしろ糸井さんに父性とか母性を感じてしまいました。
 谷川さんのような年の重ね方もいいなあ、と思いました。 

 お土産に徳永先生へ贈られた花束を抜いた薔薇一輪と、市内のパン屋さんで焼かれたパンを頂きました。薔薇はちゃんと根元が処理されていました。元々、配る準備をされていたのですね。パンはずっしり。無花果やナッツも入っていて、おやつどころではないボリュームでした。
 忘れられないイベントになりました。お二方とも、ぜひまたおいでになってほしいです。
スポンサーサイト
プロフィール

高砂 舟

Author:高砂 舟
twitterもやっています。
@takasago_fune

偏った本読みと太極拳が趣味です。低レベルですが腐です。
今はグレアム・グリーン継続中。星野道夫さん、宮澤賢治氏、藤沢周平氏をよく読んでいます。
植田正治氏の写真も大好物。

大人計画とグループ魂とっかかり中です。

宝塚は長く観ています。観劇回数は少なくとも、おばあさんになるまで細く長く見ていきたい所存。

twitter
カテゴリ
最新記事
月別アーカイブ
最新コメント
リンク
検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。