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4月の13日

 本日はジェイムズ・ボンド中佐の(現映画設定)43回めのお誕生日です。敬礼~!
 1968年生まれの戊申でございます。
 一匹狼の中佐。ご本人は余り意識はされていないかもしれないのですが、危険な任務を潜り抜け、生傷を絶やさないまでもここまで無事に生きてこられたこと、とても幸いに思います。




 中佐との出会いは映画『カジノ・ロワイヤル』でしたが、あのサム・メンデス監督『ロード・トゥ・パーティション』の情けないギャング息子を演じていた俳優さんがどうやって世界一有名なスパイを演じていかれるのか、とても気になっていました。
 ただ、息子役の卑小さ、臆病さを真に迫って表現していたダニエル・クレイグさんが巨大な役を引き継がれることは、軟弱な息子が旅に出た話を聞くようで、少し誇らしくもありました。
 そういえば、当時のプレミアの写真では、トムさん、ポール・ニューマン氏、ジュード・ロウさん、ダニエルさんときてちょんぎられていた記憶があります。それ位知られていない人でした。
 そんなダニエルさんが、メンデス監督の大作に・・・・・と思うと、やはり感慨深いですね~。


 最初のダニエル・ボンドのグラビアで「!」と思い、予告編で縦横無尽に駆け巡るボンドに瞬きも出来ず、特にシッフルさんが登場されてから、わあ正反対だ~、わあカード弄んでる素敵!わああれは確実に○問シーン髪乱れてる!!と胸がドキドキワクワクしていました。(ご、ごめんなさい、でも、シッフルさんが生きることでボンドも輝く面があると思うのです~)
 予告編の段階から惹かれていたのは、この映画が始めてです。


 ただ拷問シーンにきて必死で「ここで噴出すのは不謹慎!」と必死で堪えていた記憶があります。あの場面は、拷問も交渉の一つ、と感じさせられましたが、大きな画面全体からムッと漂う疲弊感がありました。
薄暗いスタジオで、強い光に照らされ、不惑近い男二人がダラダラと汗流して多分ちょっと臭くて、2日間みっちりと熱演していた時の「かんべんしてくれ」なムードだと思う。
  マッツ「目がきかねで手がすべるべ」
  ダニエル「しゃらくせえ!さっさと打ち込みやがれい」
  (東北弁&江戸弁にしてみました)

 それと、今見直しても、やっぱり脱ぎすぎですね、ボンド中佐^^;

 原作ボンドは元気でしぶとい、やや無邪気な英国青年の印象。女遊びもするもものの、ヒロインには本気で恋して、時たま放つ罵詈雑言がたまりません。

 五人の俳優さんそれぞれともぴったり重なってはいません。ダニエル・クレイグさん演じる中佐は、時たま無骨な軍人っぽさを出していますからね。人の命を簡単に手にかけるとする残酷で獣的な面もあります。『慰めの報酬』でMに諌められていましたから、次回は少し収まるかな。

 余談ですが、『カジノ・ロワイヤル』の冒頭などで、中佐が自分の腕で標的を殺害する時の視線の揺らぎがとても好きですね。どこか戸惑っているような揺らぎがあります。命を奪うことの重さは彼は間違いなく感じていると思う。

 『慰めの報酬』は、映画の娯楽性からは『カジノ・ロワイヤル』から見ると物足りなさがありますが、うろつく手負いの獣みたいな中佐の存在感は素晴らしかったです。前作とは全く違う作品作りをした製作陣の決断にも拍手をしたいです。

 個人的には、『カジノ・ロワイヤル』が中佐100・ヒロイン100・敵役100・シリアス100・娯楽120(主役の裸120)がなら『慰めの報酬』は中佐120・ヒロイン100・敵役80・シリアス120・娯楽80(美的風景120)です。
 敵役は、私はグリーンさんには『ミュンヘン』のルイさん&原作のマスターズさんを期待していたので、もうこれは私感に過ぎません。
 マチューさんの生々しさと凄みのある演技力を思うと、グリーンさんの内面にもっと接近して欲しかったなと。 そういえば敵役の描き方のみ、カジロワと慰めは似ている気がする。役者さんのカラーは違うのに。

 BOND23も「恐怖映画監督」(TWITTERのフォロワーさんの評価より*^^*)サム・メンデス氏、多分新しいボンド映画を作ってくれるでしょう。

 フレミング先生の原作では、ボンド中佐は妻を亡くし、PTSDで使い物にならなくなり、日本で記憶を喪いまた結婚し、最後に追い続けていた組織から洗脳を受け、そして復活します。こう書くと山あり谷ありどころか、断崖から絶壁までの人生です。
 ダニエル・クレイグ演じるボンド中佐が、どんな道を辿るのかはまだ分かりません。彼にとって誤りや未練の無い、望んだ通りの道を進まれていってほしいと思います。そして、いつも、幸運の女神がそちらの元にあることを、願っています。


 私は映画僻地と呼ばれる所に住んでいて、シネコンまで車で二時間掛かります。新作とか話題作を観にいくのは一苦労で、スタミナも無く思い切りも悪い人間は、観るのを諦めることも多々あります。
『慰めの報酬』は元々世界同時公開から大きく遅れての公開でしたが、更に僻地は国内公開時すらも見られるか分からず、それなら見れる所まで出ようと決めていました。でも、公開決定館がシネコンからどんどん近づいてきて、とても近い場所の映画館でも見ることができました。
 しかも日本で最初の公開時に。飛び上がるくらい嬉しかったです。痛いやつですが天使が舞い降りた、縁がある!と思いました。この喜びは多分、限定された地域の人しか分からないものです。でも、不便だからこそ持つことのできた、忘れられない思い出です。

 BOND23はまだまだ先なので、私自身がどうなっているか分からないのですが、ダニエルさんや監督、EONプロの方々、製作陣の方々にトラブル無く、パワフルに順調に遂行されていくのを願うばかりです。前回は本当に事故続きでしたから。
 3月8日は「国際女性デー」の最新型ボンド中佐のスマートな姿に期待感が高まっています。もう「軍人」とは言えないですね。
 スクリーンの向こうの彼が、いつでも輝いていますように。
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プロフィール

高砂 舟

Author:高砂 舟
twitterもやっています。
@takasago_fune

偏った本読みと太極拳が趣味です。低レベルですが腐です。
今はグレアム・グリーン継続中。星野道夫さん、宮澤賢治氏、藤沢周平氏をよく読んでいます。
植田正治氏の写真も大好物。

大人計画とグループ魂とっかかり中です。

宝塚は長く観ています。観劇回数は少なくとも、おばあさんになるまで細く長く見ていきたい所存。

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