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宝塚の恒星~ノバ・ボサ・ノバ~




 5月はじめに宝塚歌劇星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/巡りあいは再び」を観にいきました。
 友人宅に一泊。付き合いはもう16年以上になる親友なのですが、ヅカ仲間歴はこれで三年目。雪組トップの音月桂さんのご贔屓です。

 私はもう10年近く前雪組生さんのファンでしたので、当時まだ下級生だった桂さん(キムくん)が雪組生え抜きでトップになるのは感慨深いです。その時から輝いていました。凰稀かなめさんも、当時の組本を読んでその格好良さに!した記憶があります。

 今の雪組の陣容もスカステで拝見したのですが、未涼亜希(まっつ)さんの朗々とした歌声に惹かれました。鼻が高くてハンサム!
 今年の秋のハリウッド3D&宝塚三銃士はWマッツが期待です。

                         ◆◆◆

 さてさて「ノバ・ボサ・ノバ」。
この作品を見たことで、宝塚歌劇のファンになりました。更に出演者であった汐風幸さんのファンクラブに入り、退団まで追いかけることになったりと、特別な存在の作品です。

 ブラジルのリオデジャネイロのカーニバルの始まりと終焉を、痴情のもつれの刃傷事件、肌の色の違う恋人達の出会いと別れを絡めながら綴るショーです。
 一度聞いたら忘れられない曲ばかりです。
 心地よくダンサンブルな曲から、絶え間ない力強いリズムが響く曲。
 ダンスも曲の魅力を生かしたものです。
 衣装は宝塚でないと着られないような派手やかなもの。客席に向かって斜めの舞台からの光量は強く、舞台上から照らされているような印象です。


 ちなみに一曲も使われてないのに「ボサノバ」の名前が入っているのは、1959年に公開されたフランス映画「黒いオルフェ」に影響を受けたからだそう。。
 アカデミー外国語英語映画賞も受賞した「黒いオルフェ」はボサノバの創始者とされるアントニオ・カルロス・ジョビンが音楽に携わり、ボサノバが広く知られるきっかけになった映画でした。

“アマール・アマール”
「ノバ・ボサ・ノバ」1999年雪組公演より
♪アマール・アマール

“a  Felicidade”
「黒いオルフェ」より
歌劇の中でも「黒いオルフェ」と重なる場面が幾つかあります。
歌詞がとても美しく、カーニバルの儚さを歌っています。
♪A Felicidade

 「黒いオルフェ」は「死」のイメージが濃厚な印象を受けたのですが、宝塚ノバは「生きるエネルギー」をそのままに、発射していました。。

 ノバ・ボサ・ノバは、とても宝塚らしい作品だと思います。名もない端役も恋人同士として、共に舞う。
 一昼夜というカーニバルの短い間に、火花のように散る恋愛や夢。
 宝塚歌劇を見る時の心地と近いものがある気がしてなりません。

 恋人同士となるソールとエストレーラは肌の色が異なるもの同士で、名前が「太陽」と「星」なのも、日常では境界を分かれたものたちが交わる特別な祭りだから。

 ノバ・ボサ・ノバの最後の歌は「シナーマン」です。
「鳥は歌を捨ててどこにいく、山に帰る、焼け付く太陽に飛ぶ」という鴨川先生の歌詞と共に、舞台のタカラジェンヌは「鳥」の扮装をして、羽ばたきを模したダンスを踊ります。

 お祭も終わりました、そして、毎日の営みに中に人々は帰っていく。
「a  Felicidade」では、幸せとは、風に吹かれて 空気に漂う羽根のようなもの、と儚さを歌いましたが。
宝塚のノバ・ボサ・ノバは、幸せも哀しみも、祭の始まりも終わりも人の生死も、みな、生きることの一部だと、れは鳥の羽ばたきと同じものだと、歌っていました。
 この力強さ、肯定のエネルギーは、宝塚を100年近く支えてきた力の一つだと思います。
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プロフィール

高砂 舟

Author:高砂 舟
twitterもやっています。
@takasago_fune

偏った本読みと太極拳が趣味です。低レベルですが腐です。
今はグレアム・グリーン継続中。星野道夫さん、宮澤賢治氏、藤沢周平氏をよく読んでいます。
植田正治氏の写真も大好物。

大人計画とグループ魂とっかかり中です。

宝塚は長く観ています。観劇回数は少なくとも、おばあさんになるまで細く長く見ていきたい所存。

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