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映画「三銃士~王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」

ポール・アンダーソン監督の3D映画大作「三銃士~王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船」/地元の映画館にて鑑賞しました!

宝塚歌劇雪組公演に続いての「三銃士」です。人形劇に韓流ミュージカルに乙女ゲーム、と今年は三銃士ブームなのかなと思いきや、原作を製作者さんなりにアレンジした、独創性のある作品が数多く見られるようです。

 大作「三銃士」も予告編から、まず当時には絶対に作られていなかった「飛行船」が登場。
 「飛行船」が戦時の兵器になったのは第一次世界大戦のドイツ軍からで、はじめは偵察用で、中期から弾倉を取り付けて爆撃兵器に転用されたようです。
 また、高度を飛ぶので、操作員の人達は酸欠状態になり、大変な状況だったとか。当然として今回は、そういう乗り手の苦難は描かれていません。


 ゴージャスで面白かったです!
 パワフルなアクションがつるべ打ちでした。だらける所も無く、最初から終わりまで一気に駆け抜けていきます。マントを翻してのフェンシングは、スピード感を行かした殺陣で、華麗でしたね。
 また、お衣装は生地の質感からも豪奢さが伝わってきます。


 若者グループとベテラングループが区切られていて、主人公ダルタニアンとルイ13世&アンヌ王妃、コンスタンスは若者。ルイは幼王という感じが出ていましたし、アンヌは少女ながら、女王として気概を育みつつある人物でした。この2人の不器用なコミュニケーションも、味わいの一つになっています。
 浮気を疑われるような感情の交歓はなく、ただ戸惑っている……という表現になっていました。
 そういえばオーランド・ブルーム氏演じるバッキンガム公は両刀遣いの人で、「女なんて面倒くさい」という台詞がなかったでしたっけ(汗)


 ベテラングループは多士済々で適材適所。
 とっても大きい存在だったミラ・ジョヴォヴィッチさん演じるミレディは峰不二子ちゃんかボンドガール並みの活躍。物語の大輪の華として咲き誇っていました。
 アトス役のマシュー・マクファディンさんの陰鬱な雰囲気、アラミス役のルーク・エヴァンズさんの優雅さ、それぞれ素敵でした。
 アラミスさんはハンサムなのですが、それ以上に仕草が美しく、繊細な心を持つ人なのが伝わりました。レイ・スティーヴンソンさんのポルトスの兄貴ぶりも良かったです。ちょっと毛色の違う男子ぶりで、お金持ち未亡人の恋人を持つという、原作の要素も生かされていましたね。
 ちょい役ですが、好きな洋画に度々出演されている、デクスター・フレッチャーさんもダルタニヤンのパパ役で発見して、ほくほくしてしまいました。

 
 宝塚歌劇「仮面の男」と三銃士の気質は同じですので、雪組バージョンを見られた方は、映画を鑑賞されても楽しいかも?(無職状態の三銃士の描き方は、ポール監督のほうがうまかったですね……)


 大人キャラクターは名優揃いですが、主役はちゃんとダルタニアンです。
 ガスコーニュの田舎で育てられた明朗な少年が、アニキな先輩たちに見守られて、恋するヒロインのために大活躍する筋書きはちゃんと抑えられていましたね。
 有名な「一人は皆のために」は最後に一回だけ出てきます。若輩者のダルは銃士見習いからのスタートでしたものね。


 明らかに続編ができそうな仕様になっていますが、もし続編が決まりましたらいよいよ歴史IFファンタジーものになりそうです。
 オーリーのバッキンガム公&ミレディと最終決戦になるのでしょうか。枢機卿も健在ですし、次に続く素材は一杯残されている感じがします。


 
 さてさて、今回は私の贔屓の俳優さんが出られています。
 ロシュフォール伯爵=デンマークの国宝、マッツ・ミケルセンさん!

three-musketeers-mads-mikkelsen-poster.jpg

 
 マッツさんは存在感がとにかく巨きい方です。
 肉体から伝わる説得力がとても大きい。
 画面を支配する力を持っています。 
 どこか、ほんのわずか繊細な所で、ほかの俳優さんとは異なる色合いを持っている気がします。
 役者畑ではなく、元スポーツマンで、ダンサーという経歴がそうさせるかもしれません。
 そしてスタイルが完璧な上、機敏に動くのですよね。
 今回はフェンシングの剣闘・・・・・・数年前は古代ギリシアの殺陣、その後はピアノ、言葉の違う国の映画出演は普通ですし、いったいこの方の余力はどれ位生まれているのだろう、と思います。
 

 枢機卿に対して、何やら上司以上の恐れを抱いているよう。
 数少ない台詞ですが、それ以上に深く重い感情が伝わってきました。
 うーん、せっかくの名優同士、さらに絡んで欲しかったかも。

 台詞も少ないし最初は単なる悪役の配下かなあと思っていたのですが、クライマックスの飛行船内の最後の戦いは、ロシュ伯爵の世界でした。
 飛行船のドンパチは派手ですが、マッツさんVSローガン氏の決闘はそれより、目を引くものがありました。ロシュ伯爵ののっしのっしと歩いてくる姿は威圧感が大きく、でも「貴族」らしい滑らかさはそのままで。 
 今回の衣装、ボディーラインがくっきり浮き出ていて、後姿は少し恥ずかしかったです。…深緋の色がこれほどお似合いになるとは思って見ませんでした。

 オーリーファンの友人も「バッキンガム公と逆でも良かった」と言っていましたが、このマッツさんの右手のみ使った剣闘の見事さを堪能できました。この作品のみで確実に会えないと思うと寂しいのですが、ロシュフォール伯爵でよかった!と思います。
 
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プロフィール

高砂 舟

Author:高砂 舟
twitterもやっています。
@takasago_fune

偏った本読みと太極拳が趣味です。低レベルですが腐です。
今はグレアム・グリーン継続中。星野道夫さん、宮澤賢治氏、藤沢周平氏をよく読んでいます。
植田正治氏の写真も大好物。

大人計画とグループ魂とっかかり中です。

宝塚は長く観ています。観劇回数は少なくとも、おばあさんになるまで細く長く見ていきたい所存。

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